手洗いにも歴史

こんにちは、大阪のXPチームです。

手洗いにも歴史があるのをご存じでしょうか?

手洗いを考案した医師の名は、センメルヴェイス・イグナーツ(1818~1865)。

2020年3月20日にGoogleのロゴにもなりました。

動画はこちらから→https://youtu.be/h8OX0FNWANM

実は当時「消毒」は浸透していませんでした。

 

センメルヴェイスはウィーンの産科に勤務していました。

そして第一産科と第二産科において、産婦の産褥熱などによる死亡率に違いがあることに気づいたのです。

彼は調査を始めました。

そして、死亡率が高い科の医者達が遺体解剖したその手で出血する産婦に接していたことが原因であると突き止めたのです(※簡潔に述べています)。

 

センメルヴェイスは次亜塩素酸カルシウム溶液で手洗いするよう指導し、死亡率低下という結果を出しました。

衛生概念を生み多くの人を救った―とおもってしまいますが、ウィーン医学会はなんと 拒 絶 したのです。

現代常識では称賛されるべきセンメルヴェイスは、ストレスから精神症状に悩まされ、医学界から認められることがないままこの世を去りました。

 

医療というのは湧いて出るものでも魔法でもなく、当たり前ですがたくさんの積み重ねからできています。心臓カテーテル法発端の一人であるヴェルナー・フォルスマンは命を懸け自らの心臓までカテーテルを通して歩いてレントゲン室まで行って撮影しましたが、「サーカスのようだ」と批判を浴びました。

医学の歴史はなかなか面白いので、巣ごもりを機に是非。

 

 

センメルヴェイス・イグナーツのため

厚生労働省推薦の正しい手洗いを最後に

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