スナック会議

まだまだコロナは収まりません。

CRチームは仕事内容が在宅でも可能な事が多いので

ほぼリモートワークしております。

 

 

そんな中、チーム全員が出社する日があり、

 

この機会に前から朝礼終礼で画策していた、

それぞれのオススメ物を紹介する企画することに。

 

今回は日常的にポテチばかり食べているAさんがいたので、

スナック菓子縛りで、更にそれぞれがオススメされたものを

採点するという形になった。

 

こういった順位がつくものは、やはり負けたくはないもの、

終礼時この話題になると、皆自分の手札が読まれないように

どこか警戒したり、牽制しあったり、

チームの雰囲気がピリピリとしたものへと変わっていった。

 

企画自体は1ヶ月前くらいに開催が決定していたのだが、

それからというもの、私は休日にスーパーに行く毎にこの事が脳裏によぎり、

その日の献立より決戦の日に向け、どのスナック菓子が良いかをお菓子売り場で長々と考えこんでいた。。

 

やはり、今まで食べ慣れた自分のお気に入りのものが良いか、

将又、新しい商品へと手を伸ばし、更なる発見、出会いを求めるか、、、

何より一番怖いのは他の人と商品が被ること、、、

または皆知っていて目新しいさがなく、評価をさげてしまったり、

自分の味覚は特有で皆の共感が得られなかったり、、

そうした多くの不安だけが積もっていった。

頭を抱えて悩んでいる人のイラスト(男性)

 

そうした悩みを抱えつつ、いざ当日となった。

私は悩んだ挙句、我が家で昔から愛されていたお菓子、

「いかフライ」に決めて、挑むことにした。

 

仕事が終わった後、

チームメンバー(Iさん、Aさん、僕)+CRグループの偉い人(Nさん)は

それぞれソワソワしながら、お互い目配せをして、

お菓子を懐に隠しながら、まだ仕事をしている人達の中を通り抜け、

決戦地の5Fラウンジへと向かいました。

 

向かう途中のエレベータ内からお互いのお菓子の入った袋への

チェックが鋭く、もう火花がバチバチと飛び散っていた。

 

そうして、ようやく席についた。

 

誰から紹介し始めるか、、、

お互い相手の出方を伺っている、、

張り詰めた空気がそこにあった。

50

 

「じゃあ、僕からいきます。」

 

私は勇気を出して、一番手として手をあげた。

そして、震える手でイカフライを机の上へと置いた。

 

「どやっ?」

 

そこで聞こえてきたのは「あーはいはいはい」と

なんだ、そんなモノかとばかりのリアクション、、

 

し、しまった、、。定番すぎたモノだったのか!?!?

 

ここから私は焦り、聞き取りづらい滑舌で

挽回しようと必死にいかフライのプレゼンをした。

その内容は必死すぎて忘れたので割愛するが、いざ実食。

それぞれがいかフライを口へと運ぶ。

食べてみると意外と反応はよかった。

まあ定番だからうまいのはうまいのか、、と思っていたら

 

これは勝負、ここぞとばかりに

いかフライへの文句と安牌を選んだことへの非難がそれぞれが浴びせられた、、

やはり、甘い世界ではない、、、

悔しまぎれの言い訳と再度いかフライのアピールポイントを述べて、

僕のターンは終了となった。。

 

 

 

 

続いて、Iさん

大きな袋をゴソゴソと漁り、

取り出したのは、初めてみるパッケージの

スナック菓子だった。

 

皆あまり見かけないものだったのか、目新しさに皆の反応は上々。

僕もパッケージにでかでかと載っているお肉の写真に心が弾んだ。

しかし、いざ食べてみるとなんだか普通。

パッケージにも書かれているスパイシーな味は独特だったが、

これといって僕は響かなかった。

他の人の反応をみると、それほど良くない。

Iさんには先輩として、チームリーダとして大変お世話になっており、

僕は頭は上がらない、、が、、ここは勝負の世界。負けられない戦いがそこにあった。

不平不満の感想を次々と口に出し、印象が下げ、自分の商品をあげまくった。

 

 

その次はAさんの紹介。

朝礼終礼では色んなスナック菓子について、辛口で批評しており、

日頃からポテチを食べまくっているということで期待が膨らむ。

見せてもらおう、そこまで言うAさんのオススメってやつを!!

 

そうして、出てきたものがこれまた僕は見た事のないおしゃれな

パッケージの四角いポテチ?だった。

食べてみると歯応えが良き、僕としては味はまあまあだったが、

皆からの評価はほどほどに良かった。

 

最後にNさん。

今までの紹介された商品に対して、不満文句を撒き散らしたNさん。

これで微妙なものがでてきたら、けちょんけちょんに文句言ってやろうと僕は心の中で決意していた。

軽快なプレゼンテーション、そしてその話の中にも相手の商品を下げるような毒舌的なトーク。

そして満を侍して、登場したのが黒い小さなパッケージのポテチ。

 

そうこれがその後、僕がどハマりし、アマゾンにて

箱買いすることにもなった「ポテトデラックス」との出会いだった。。

 

 

続く(たぶん)。

 

 

 

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