WORKS
PROBLEM
聴こえることが前提の世界に、静かな橋を架ける
きっかけは、生まれつき耳が聞こえない娘を持つ父親の「娘の世界を理解したい」という切実な想いでした。社会の仕組みの多くは「音が聞こえること」を前提に作られており、日常に潜む情報の取りこぼしは、健聴者には見えにくい課題です。健聴者が「音が聞こえる常識」にいかに気づくことができるか。クリエイティブの力で挑んだ本質的な問いです。
APPROACH
聞こえない・聞こえにくい世界を、細部まで描き出す
VRと360度映像を使い、日常のシーンを「聞こえない側」の視点で描き出しました。単に耳を塞ぐだけでは再現できない「感音性難聴の世界」を、ヘッドホンから流れる音の特定の周波数をカットすることでを再現。カフェの喧騒や食卓の風景の中で、会話の輪に入れないもどかしさを「自分事」として肌で感じられる体験へと整え、リアルな寂しさや不安感を伝える工夫を細部まで凝らしています 。
VALUE
「知る」ことから始まる、社会の解像度を変える「Deaf VR」
2,500人を超える体験者からは、「想像していた世界と違った」「手話を学びたい」といった声が届いています 。このプロジェクトが目指すのは、「理解」ではなく、まずはありのままを「知る」きっかけを創ること 。多様な聴取像を、同じ環境で等しく体験し、見て、聞く 。その先に、ふとした瞬間に難聴者の存在を思い出せるような、知ることで生まれる確かな変化を社会へと繋いでいきたいと考えています。
DETAIL
カフェの喧騒や食卓の風景など、さまざまなシーンを体験。
MEMBER
PRODUCER
:
Makimura
EVENT PRODUCER : Y.Ono
EVENT PRODUCER : Y.Ono